能登半島一周

お盆を利用して甥と一緒に能登半島一周に出た。

朝8時に出発して金沢の能登有料道路の入口には11時に着いた。そのとき既に料金所の前から渋滞がスタート。「太平洋より日本海」「東より西」という感覚の表れだろう。考えることはみんな同じだった。

能登有料道路は所々渋滞が発生したが、ニュースで紹介される関越、中央、東名とは比較にならないくらい軽いもので1時間少々で羽咋の柳田ICで下りることができた。ここからがトレース取りの肝心なところだ。

不味い昼食のあと沿岸道路をひたすらトレース。しかし半島の北西部、輪島市に入ったばかりのところは幹線から大きく外れ、海岸線に道路がない。仕方なく山に入って行くと、舗装こそされているものの両脇の雑草が道に覆い被さり、随分と車にキズをつけるハメに。しかし大きな引き返しもなく16時には輪島市街地の宿に着くことができた。

旅の窓口で2宿しか空室がないうちの1つだったのであまり期待していなかったが、料理の豊富さとおかみさんの一生懸命さが伝わってきてまったく後悔はなかった。むしろ次回もお世話になりたいくらいだ。

そうそう、3日間の盆踊り大会の初日に当ったらしく宿から出て見に行ってみた。「この盆踊り大会は富山の『小原風の盆』には負けていません」と地元選出の国会議員がわめいていたが、かなり苦しい語り口だった。

2日目の若干の曇り空からのスタート。朝市に顔を出した後、トレース再開。白米の千枚田を早々に見学しその先はひたすら沿岸道路。1日目のような山道もなく能登半島の最北端、最東端をクリア。九十九湾のグラスボートを終わったのが正午くらいだった。

昼飯を求めさまよい穴水まで行ってようやくあり付けた。能登丼を食べるつもりが鰻丼に替わってしまった。

能登島を経由し七尾の魚市場で休憩を取った後はあとは七尾湾から富山湾へのトレースに移った。だんだん道が広くなってつまらなくなり始めた氷見のあたりでバイパスから高速へ抜けた。

甥がハンディGPSを持っていてそのログを上げてくれた。こういう利用のしかたもあるんだなと感心しきりになった。

http://maps.google.com/maps/ms?ie=UTF&msa=0&msid=202540722448082056183.0004aa8a6bcfa6673f0e3